保育園での監査の全貌〜品質の確保〜
2023/12/19 #開園後の業務

保育園での監査の全貌〜品質の確保〜

保育園で行われる監査について、その種類や概要、注意事項等について解説します。

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はじめに

保育園で行われる監査は、大きく分けて「管轄自治体による監査」と「児童育成協会による監査」の2種類です。
関係法令(児童福祉法、保育所保育指針、学校保健安全法等)に基づき、保育園の施設整備や運営に関する基準が適正に守られているのか調査します。
※「児童育成協会による監査」は、企業主導型園のみ

保育園での監査の種類と概要

管轄自治体による監査


自治体による監査の詳細は、主に以下のとおりです。

【対象施設】
全保育施設(院内保育、事業所内保育含む)

【監査内容の種類】
①立ち入り調査(原則年1回、事前通知あり)
②特別調査(必要に応じて、抜き打ち)
③巡回支援指導(必要に応じて、事前通知あり)

【監査内容】
・設備、運営基準の遵守確認
・保育環境の確認
・保育日誌や保育計画等の書類確認

【所要時間】
監査員2~3名が来園し、概ね半日程度で実施。

【監査基準】
認可外保育施設指導監督基準

児童育成協会による監査


企業主導型保育施設では、上記自治体による監査に加え、下記の監査があります。

【監査内容の種類】
①立ち入り調査(原則年1回、事前通知あり)
①-2オフサイト調査(※コロナ禍による時限的措置、事前通知あり)
②特別調査・午睡時抜き打ち調査(必要に応じて、抜き打ち)
③専門的財務監査
④専門的労務監査

【監査内容】
・設備、運営基準の遵守確認
・保育環境の確認
・保育日誌や保育計画等の書類確認
・助成要件を満たしているかの確認

【所要時間】
監査員2~3名が来園し、概ね半日~1日程度で実施。

【監査基準】
企業主導型保育事業指導・監査基準

国からの手厚い助成金制度があるため、助成要件を満たしているのか、詳細な確認がされます。
特に、「専門的財務調査」では助成金の不正使用や不適切な会計処理などが行われていないかを細かく調査されます。
また、「専門的労務調査」では、保育施設職員の「労務環境」や「処遇改善」等、より働きやすい職場環境の醸成を促し、「保育の質」の向上を図ることを目的とした調査・指摘がされます。

地域やニュースの影響


ここ数年、全国の保育所や幼稚園等を含めた保育施設では、お子さまに関する痛ましい事故や不適切な保育、また職員に関するトラブル等が増えてきています。
そのような悲しい出来事を1件でも減らし、また未然に防げるよう、監査の有無に関わらず、日頃からの適切な運営がとても大事になってきます。
上記のような背景から、監査員からの指導や指摘も年々厳しくなって来ているようです。

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