事前に検討!体調不良の子どもを預かる「体調不良児対応型保育」とは?
2023/03/28 #保育園の運営方法

事前に検討!体調不良の子どもを預かる「体調不良児対応型保育」とは?

ニーズは「あれば助かる」程度から「ないと困る」レベルまで利用者により幅があります。検討する場合はまず、自園の利用者はどういった方が多いのかを見極めることが重要です。

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そもそも体調不良児保育とは?

正式には病児保育事業(体調不良児対応型)と言います。

保育中に体調不良となった子どもを一時的に保育所等の中で預かることで、保護者に仕事途中での迎えを依頼することなく、引き続き保育が行える保育サービスのことです。

向いている設置者

こんな園は検討してもいいかもしれません

  • 企業主導型保育事業等の「体調不良児対応型保育」を行う事により助成金が発生する保育園
  • 利用者の核家族率が高い地域
  • 親類など近所に頼れる方がおらず、子どもの体調不良時は必ず両親どちらかが迎えに行かざるをえない世帯が多い

※自園調理をしていて、体調に合わせた食事提供を臨機応変にできる園はなお良し

 

設置条件

  • 医務室があればそこを活用可能
  • 医務室がなくても衛生面配慮に欠ける場所でなければ、余裕スペースをパーテーションで区切った場所でも可能

体調不良時対応型を始める制約条件は厳しくないため、場所が確保できるようであれば申請条件は満たしやすいです。

 

メリット・デメリット

メリット

  • 利用者ニーズが強いため、保育所特徴としては喜ばれやすい
  • 看護師常駐が配置条件になるため、保育中の体調不良時に専門職の看護師に相談できる環境は保育士も、保護者にも安心感が増す
  • 体調不良児がいない時間帯も看護師が常駐するため、保育体制が手厚くなる

デメリット

  • 看護師分の人件費が別途必要になる
  • 直営する場合は看護師採用や雇用後の評価、指導、業界知識が必要となる

預かり範囲

自園の利用者全員が預かり対象となります。

実際に体調不良児対応型保育のコストを確認

人件費

先述のデメリットにも記載したように、看護師分の人件費が別途必要になります。
しかし、企業主導型保育園で体調不良児対応型保育を実施した場合、条件を満たせば
年間4,492,000円の補助が出ます。(令和4年度時点)

人件費算出の考え方として、
時給=4,492,000円÷(開園日数×開園時間)で目安の人件費を導くことができます。

備品

あらかじめ医務室が設けられていない場合は、下記の備品が必要です。
  • 場所を区切る為のパーテーションやカーテン
  • 設置場所の環境によっては加湿器や空調設備、据え置き型の冷温風機等
  • 寝具(折り畳みベッド等でも可)

部屋

上述しているとおり、体調不良児を看ることができるスペースが確保でき、視界等の区切りを付ける事ができれば医務室でなくとも問題ありません。

窓がない部屋や空調設備がない等の環境の場合は、加湿器や空調設備、据え置き型の冷温風機等を設置することで衛生面を確保することが可能です。

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