第2回
子どもの“なぜ?”が未来をつくる
目次
その子なりの育ちを見守ることとは
プラムを取ろうとしている子が3人ほどいました。
その際「理事長先生、とって」と言われました。
しかし、私は「どうやったらとれるだろうね〜」とだけ答え、微笑んでみていました。
一人は砂場の道具入れの箱(ビール箱の大きさ)を持ってきて、重ねて取ろうとしていました。
一人は「とれない」と言い、とってくれるのを待っているようでした。
しかし、私は「どうやったら、とれるか考えてみて」と言い、微笑んでいました。
子どもからは「考えられない・・・!」との言葉。(思考停止!?笑)
もう一人は、まわりに落ちているプラムを探し回っていました。
子どもはそれぞれの方法で考えています
どの子どもが正解というのではありません。
ただ、自ら欲しいものを手に入れるためには、チャレンジしないと手にできない。
「考え、そして行動することの大切さ」を学んでいるなと思いました。
子どもが「気づく瞬間」を大切にする
そこに別の先生が来て「あそこにもうひとつあるよ」と箱を指さしました。
その指示は必要だったのか?
子ども自ら気づくのを私は待っていました。
また何度も失敗を繰り返し、初めて手にした時の喜びを期待していました。
そのため、私からその先生には「そこまでかな」と伝えました。
それ以上、いろいろとアドバイスをしてほしくなかったからです。
子ども自ら考えて欲しかったからです。
「答えを教えない」という保育
どうやったら取れるかの答えを教えてしまえば、すぐに結果は得られるでしょう。
しかし、乳幼児期は、自ら試行錯誤しながら答えを探すことが大切です。
小中高でも「探究学習」の取り組みが大切だと言われていますが、まさに乳幼児期は探究学習の基盤です。
「答えを教えない」ということを第一に子どもに接してみてください。
それが、キッズコーポレーションの保育です。
子どもに答えを教えるというのは成長の機会を奪うことになります。
乳幼児期に育つ「探究する力」
探究学習とは、生徒自身が自分で問題を設定し、その問題を解決するために情報を収集・分析し、意見を交換したり協働したりしながら進める学習活動のことです。
探究学習では、あらかじめ決められた正解がない中で答えを考え出す活動を通して、導き出した結果だけでなく、どうやってそこにたどり着いたのかのプロセスが非常に重視されます。
乳幼児期の子どもたちの遊びや生活の中には、まさにこの探究の姿があります。子どもたちは、身の回りの出来事に興味を持ち、自分なりに考え、試し、時には失敗しながら、少しずつ答えに近づいていきます。その過程こそが、子どもが自ら学び、育っていく大切な時間です。
私たちの保育では、こうした子ども一人ひとりの「やってみたい」「どうしたらできるだろう」という思いを大切にしています。大人がすぐに答えを示すのではなく、子ども自身が考え、気づき、行動する機会を支えること。それが子ども主体の保育であり、子どもが自分の力で育っていくための土台になると考えています。
子どもが自ら考え、行動し、喜びを感じる経験を積み重ねること。
その一つひとつの積み重ねが、これからの社会を生きる子どもたちの「生きる力」を育てていくのだと考えています。
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