子ども主体の保育実践が地域とのつながりを創出
INFORMATIONひなたぼっこ園の子どもたちによるアート作品を病院ロビーおよび画家・清﨑 博氏のアトリエで展示

全国で340園以上の保育園を運営する株式会社キッズコーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役:釜野晋史)は、三重県志摩市にある三重県立志摩病院 院内保育所『ひなたぼっこ』において、1年間にわたり子どもの主体性を大切にしながら、表現遊びを取り入れたアート活動に取り組みました。
年度末には、その集大成として、運営受託先である三重県立志摩病院のご厚意により病院内ロビーにて作品展示を実施いたしました。
この展示をご覧になった画家・清﨑 博氏より、子どもたちの作品に対して高い関心と共感のお声をいただき、このたび
清﨑氏のアトリエにおいても作品が展示されました。
本取り組みは、子どもたち一人ひとりの表現の豊かさに加え、それを支える職員の保育力、そして受託先病院関係者・保護者・地域との良好な関係性が形となって広がった事例です。
子ども主体の保育から生まれた、1年間のアート活動

ひなたぼっこ園では、子ども一人ひとりの感じ方や興味・関心を尊重しながら、日々の保育の中で表現遊びを取り入れたアート活動を継続してきました。
本活動は、作品の完成度や一律の正解を求めるものではなく、子どもたちが素材や色、形と出会い、自分なりに考え、試し、表現する過程そのものを大切にした実践です。
アートを日常的に感じられる保育室の様子
当社では、子どもの主体性を尊重する保育の考え方のもと、子どもたちが安心して自己表現できる環境づくりを重視しています。
今回の取り組みにおいても、職員が丁寧に寄り添いながら、子どもの発想や気づきを受け止めていくことで、それぞれの個性がにじむ多様な作品が生まれました。
病院ロビーでの展示が、地域との新たなつながりを創出
年度末には、こうした1年間の取り組みの集大成として、三重県立志摩病院のご厚意により病院内ロビーの展示スペースで作品展示を実施しました。来院された方々や関係者の皆さまにご覧いただく機会となり、園内で育まれてきた子どもたちの表現の豊かさを、地域に向けて発信する場となりました。
この展示は、園内の活動成果を紹介するだけでなく、保育実践が地域社会と自然につながっていく可能性を示すものでもあります。園運営受託先の皆さまのご理解とご協力、また日頃から園を温かく見守ってくださる保護者の皆さまとの信頼関係があってこそ実現した取り組みです。
子どもたちの自由で純粋な表現に注目 清﨑博文楽アトリエでの展示へ発展

病院ロビーでの展示をご覧になった、画家・清﨑 博氏より、子どもたちの作品に対して「この表現が絵の原点だ」と感動のお声をいただきました。
その後、「子どもの無垢な作品を自身のアトリエでも展示したい」とのご提案を受け、このたび作品を『清﨑博文楽アトリエ』でも展示する運びとなりました。
展示タイトルは「幼児の純粋無垢な造形に学ぶ絵画展」
子どもたちの作品が、保育の場を超え、地域の芸術活動の場でもあるアトリエ空間において紹介されることは、幼児期の表現の価値や可能性をあらためて見つめる機会にもなります。
画家・清﨑博氏
(左)画家・清﨑 博氏と(右)ひなたぼっこ園 園長 廣 幸代
1972年に安乗小学校へ赴任した際に安乗文楽と出会い、以来、文楽を題材とした絵画制作に取り組む。2004年の人形浄瑠璃ユネスコ世界無形遺産登録後は、「文楽人形 世界遺産を舞う」をテーマに、世界遺産を背景にした作品を発表。2005年には「具象美術協会展 文部科学大臣賞」および「エイジレスライフ賞」を受賞。絵手紙講師や『清﨑博文楽アトリエ』の運営、国際交流活動などを通じ、地域文化振興にも貢献。
園長コメント
ひなたぼっこ園 園長 廣 幸代
昨年から取り組んできた表現活動は、子どもたち一人ひとりの「やってみたい」という気持ちや、その時々の興味、育ちに寄り添いながら続けてきました。特別な技術がなくても、身近な素材があれば子どもは自分らしく表現できる。私たちはそう信じて、季節ごとのテーマを設けながら、子どもたち自身が"表現者"となる時間を大切にしてきました。そして何より、保育士自身が一緒に楽しむことを大事にしてきました。
大人が心から面白がることで、子どもたちの表現もどんどん自由になっていったように感じています。
病院内で作品展を開催した際には、働くお父さんお母さんが足を止めて我が子の作品を見つめたり、地域の方が「子どもの絵ってこんなに力があるんですね」と声をかけてくださったり、小さな温かな交流がたくさん生まれました。その展示を見た三重県の画家・清﨑 博氏が、「子どもたちのありのままの表現こそ、本来の芸術の原点だ」と言ってくださり、ご自身のアトリエで作品を展示してくださいました。
この件は中日新聞にも取り上げていただき、驚きと嬉しさでいっぱいでした。同時に、子どもを信じ、その姿を大切にしてきた保育は間違っていなかったのだと、背中を押されたような気持ちになりました。これからも地域の中で、子どもの育ちを一緒に喜び合える場所をつくっていきたいと思っています。
当社の考え方
当社は、子ども一人ひとりの育ちを尊重し、日々の保育の中で感性・創造性・自己表現を育むことを大切にしています。
今回の取り組みは、子ども主体の保育と表現遊びの実践が、園運営に関わる皆さま 、保護者、地域の方々との信頼関係の中で広がっていく好例となりました。
今後も、子どもたちの豊かな育ちを支える保育実践を通じて、地域社会とのつながりを育んでまいります。

子どもたちの豊かな育ちを支える保育実践事例

子ども絵から新たな創作を始める画家・清﨑 博の写真
展示概要
| 展示名 | 幼児の純粋無垢な造形に学ぶ絵画展 | |
|---|---|---|
| 会期 | 2026年5月10日(日)~5月31日(日) ※現在は終了 | |
| 会場 | 清﨑博文楽アトリエ | |
| 住所 | 三重県志摩市磯部町下之郷1565-12 | |
| 開館時間 | 10:00-18:00 | |
| 休館日 | 火・水・木 | |
| 展示内容 | ひなたぼっこ園の子どもたちが1年間のアート活動を通じて制作した作品の展示 |



